マスク再利用は危険?不織布を洗うリスクと布・洗えるマスクの限界寿命
マスク製造に関わる公的団体や各メーカーのスタンスは極めて明確です。全国マスク工業会および主要衛生用品メーカーの公式発表では、家庭用不織布マスクについて「1日1枚、使い捨て(ワンウェイ)」を基本原則としています。いかなる洗浄・消毒を行っても、初期性能の維持は保証されないという見解で一致しています。
過去のパンデミック期のように深刻な資材不足に陥った際、米国CDC(疾病予防管理センター)やWHOなどの公的機関から医療用マスクの再利用ガイドラインが例外的に示された経緯はあります。しかし、これらは医療崩壊を防ぐための緊急避難的措置(危機管理プロトコル)であり、過酸化水素ガス滅菌など特殊な設備を用いた除染を前提としていました。
日用品の供給が安定している現在、一般家庭において不織布マスクをあえて使い回すリスクを冒す合理的な理由は存在しません。