「マイトガイ」小林旭の現在と伝説 銀幕を魅了した大スターの真実
小林旭がスターダムへと駆け上がった舞台は、昭和30年代の日活株式会社である。当時の若者の熱狂を一身に集めた石原裕次郎とともに、彼は映画界の二大巨頭として君臨した。トレードマークとなった「マイトガイ」の称号は、彼の持つエネルギッシュでダイナミックな魅力を的確に表現していた。
特に爆発的な大ヒットを記録したのが、1959年に公開された映画『ギターを持った渡り鳥』をはじめとする渡り鳥シリーズだ。ギターを背負い、流浪の旅を続けるヒーロー像は、当時の若者たちの心を掴んで離さなかった。この時代を象徴する作品群で共演し、伝説的な黄金コンビとして親しまれたのが浅丘ルリ子である。スクリーンの上で二人が醸し出す独特の空気感と華やかな化学反応は、日本のアクション映画における一つの到達点を作り上げた。