マチコ先生最終回の衝撃結末とは?原作とアニメの決定的な違い
読者や視聴者が最も息を呑んだのは、媒体ごとにまったく異なるフィナーレが用意されていた点だ。テレビアニメ版のラストエピソード(第95話「さらばマチコ先生」)では、教頭先生の陰謀や度重なるトラブルに巻き込まれつつも、マチコ先生が教壇を去るかのような緊迫したドラマが展開される。生徒たちとの涙の別れ、そして予想を裏切るコミカルな大どんでん返し。視聴者が抱いた喪失感は、おなじみの笑顔と「まいっちんぐ」の一声で見事に救済された。
一方、えびはら武司が描いた原作漫画における幕引きは、よりアイロニカルで実験的だった。過激さを増す社会からの包囲網と連載誌の休刊という現実の波に飲み込まれながら、メタフィクション的なアプローチで物語の枠組みそのものを解体してみせたのだ。学園ギャグ漫画の枠を飛び越え、作者自身や時代の空気を巻き込んだこの幕引きは、後年のサブカルチャーシーンに鮮烈なインパクトを残した。