卵焼き器1つで朝10分!料理研究家・藤井恵の弁当が愛される理由
現在確立されているシンプルを極めたスタイルは、決して机上の空論ではありません。藤井恵さんが2人の娘のために幼稚園から高校・大学まで15年間毎朝お弁当を作り続けたという、リアルな生活者としての試行錯誤から生まれたものです。
かつては「品数を多くしなければ」「手の込んだものを入れなければ」と気負い、早起きして疲弊していた時期もあったといいます。そうした日々の葛藤を経て辿り着いたのが、迷いを一切断ち切る「お弁当の絶対ルール」でした。
藤井さんが提唱する基本ルールは明確です。おかずは基本的に「主菜1品+副菜1品(+定番の卵焼き)」の2品構成に絞り込みます。彩りも無理に何色も揃えようとせず、主菜の「茶・赤」、副菜の「緑」、卵の「黄」があれば十分に美しいお弁当に仕上がります。「毎日完璧を目指さない」「型を決めて迷う時間をゼロにする」という潔い割り切りが、15年という歳月を支え抜いた原動力となっています。