鹿児島・松下美術館の全貌!ピカソと薩摩焼が並ぶ奇跡の館
約1万平方メートル超の緑豊かな敷地内には、第1号館から第6号館までの独立した展示棟が点在しています。それぞれの館が独自のテーマを持ち、ジャンルを超えた美の競演が繰り広げられています。
まず圧倒されるのが、西洋美術を主軸とする展示棟です。印象派を代表するクロード・モネの光あふれる風景画や、豊潤な筆致が光るピエール=オーギュスト・ルノワール、20世紀美術の巨人パブロ・ピカソ、さらにはゴッホ、ユトリロ、ルオー、彫刻家ロダンなどの真作が堂々と並びます。国内の大都市圏で開催される特別展であれば長蛇の列ができるレベルの傑作群を、静寂の中で独り占めできる贅沢さは他では味わえません。
さらに見逃せないのが、地元・鹿児島が世界に誇る薩摩焼や古陶磁のコレクションです。白薩摩の繊細華麗な錦手(金襴手)から、素朴で力強い黒薩摩の茶道具まで、名工たちの至技が揃い踏みしています。加えて、古代エジプトの遺物や中国・ペルシャの古代陶磁器、黒田清輝をはじめとする郷土ゆかりの近代洋画の巨匠作品まで幅広く網羅。個人の審美眼によって集められた多種多様な美が、訪れる者を飽きさせません。