サグラダファミリア未完の真相!2026年完成説と工期短縮の秘密
サグラダ・ファミリアの建設史を語る上で、決して欠かすことができない人物が日本人彫刻家の外尾悦郎(そとお・えつろう)氏です。
福岡県出身の外尾氏は、1978年に25歳で単身バルセロナへ渡航。当時まだ閑散としていた建設現場で自ら直談判し、石工として石を彫り始めました。言語も文化も異なる異国の地で、外尾氏は単にガウディの真似をするのではなく、「ガウディが見ていたもの、目指していた精神は何だったのか」を徹底的に追求し続けます。
その真摯な姿勢と圧倒的な彫刻技術が認められ、外尾氏は後に主任彫刻家(専任彫刻家)に就任。ガウディが生前に唯一ほぼ完成形を残していた東側の「生誕のファサード」において、内戦で破壊されていた15体の天使像(楽器を奏でる天使や歌う天使たち)を見事に復元・完成させました。
さらに外尾氏が手掛けたブロンズ製の「生誕の門扉」には、カブトムシや蝶、ツタの葉など、ガウディが愛した豊かな自然のモチーフが見事に刻み込まれています。外尾氏らの情熱と卓越した芸術性が評価され、2005年にはガウディが直接手掛けた部分とともに「生誕のファサード」がユネスコ世界文化遺産に登録される快挙を成し遂げました。