豊田高専ショック!推薦合格ボーダーとトヨタ就職の知られざる内情
この学校を語る上で、世界屈指の自動車メーカーとの濃密な関係性を避けて通ることはできない。トヨタ自動車株式会社の会長である豊田章男氏は、かねて「現場にこそ答えがある」と説き続けてきた。その思想を体現するかのようなエンジニアの揺籃地として、豊田高専は産業界から熱烈な視線を浴びている。
地元のお膝元という地理的アドバンテージだけではない。求人倍率は常に数十倍をマークし、トヨタグループ中核企業をはじめとするグローバル企業からの推薦依頼が殺到する。卒業生たちは設計、生産技術、ソフトウェア開発など、ものづくり工学・自動車産業の急所とも言える中枢部門へとダイレクトに配属されていく。大卒の学卒新入社員が数年かけて身につける実験・開発スキルを、彼らは20歳の段階ですでに血肉としているからだ。
机の上のペーパーテストで満点を取る秀才よりも、動かない機械を前に夜通しデバッグを続けられるタフな技術者。そんな人材を欲する産業界の渇望が、驚異的な就職決定率100%の土台となっている。