力士のベンチプレス最高記録は?200Kg超えの真相と怪力の実態
大相撲にウエイトトレーニングの概念を劇的に定着させた先駆者といえば、第58代横綱・千代の富士です。度重なる左肩の脱臼癖に苦しんでいた千代の富士は、関節を筋肉の鎧で守るために過酷なウエイトトレーニングを開始しました。
鋼のように研ぎ澄まされた肉体から「ウルフ」の異名をとった千代の富士は、自重120kg台ながらベンチプレスで180kg以上、腕立て伏せを1日数百回こなす驚異的な鍛錬を重ねました。その結果、脱臼を完全に克服し、通算1045勝、31回の幕内最高優勝という金字塔を打ち立てたのです。
千代の富士の歴史的成功を契機に、現在では多くの相撲部屋に本格的なトレーニングマシンやフリーウエイト器具が導入されています。伝統的な朝稽古と並行してジムトレーニングを活用し、科学的な筋力強化を図るスタイルは現代の大相撲においてスタンダードになりつつあります。