歴代キャストが紡ぐ不二周助の真価!テニミュ最新公演と技の進化
原作ファンが最も固唾をのんで見守るのが、「つばめ返し」「ヒグマ落とし」「白鯨」に代表される不二のトリプルカウンターだ。初期の公演では、影アナウンスやダンサーの体の動き、シンプルな照明効果によって技が表現されていた。しかし技術の進歩は、舞台表現の限界を鮮やかに塗り替えた。
現在では、ピンポイントで照射されるレーザー照明と、役者のエアポケットのような打球フォームの同調精度が劇的に向上している。ボールが見えないはずの舞台上に、あたかも打球が鋭く跳ね上がり、打者の元へ戻っていくかのような錯覚を覚える。CG映像に頼り切るのではなく、キャストの筋力とタイミング調整という「生の身体性」を軸に置いている点に、テニミュ独自のこだわりが凝縮されている。