クールポコ激白!伝説の叫び「やっちまったなぁ」に隠された真実
ブレイクの果てに待っていたのは、過酷な「一発屋」というレッテルとの闘いだった。バラエティ番組の潮流がひな壇トークやリアクション芸へと急速にシフトしていくなか、彼らのような様式美を持つ芸人は、ときに「使いどころが難しい」と敬遠される時期を経験した。
周囲からは「そろそろ餅つき以外のネタを作らないのか」「トーク力を磨くべきだ」という声も上がったという。しかし、ボケと杵を担当する小野まじめ、そして相槌と臼を担当するせんちゃんは、スタイルを変えることを頑なに拒んだ。ワタナベエンターテインメントの稽古場で、二人は何千回、何万回と杵を振り続け、間の取り方や声の張り方をミリ単位で調整し続けた。流行に擦り寄るのではなく、自分たちの型を極限まで純化させる道を選んだのだ。