【真相】世間を震撼させた211事件の全貌!犯人の動機と経緯を徹底解説
通称「211事件」として歴史に刻まれているのは、1889年(明治22年)2月11日の早朝に発生した、初代文部大臣・森有礼(もり ありのり)暗殺事件です。この日は大日本帝国憲法が発布される国家的祝祭日であり、帝都・東京は華やかな祝賀ムードに包まれていました。
事件が起きたのは午前8時30分頃、東京・麹町区(現・千代田区)にあった森文部大臣の私邸でした。式典に出席するため大礼服を身にまとい、馬車に乗り込もうとしていた森大臣のもとへ、陳情者を装った男が突如接近。懐から取り出した出刃包丁で大臣の腹部を深く刺し貫きました。
森大臣は直ちに駆けつけた医師団による救命処置を受けたものの、内臓損傷による大出血が原因で翌2月12日午前1時45分に息を引き取りました。享年41という若さでした。国家体制の近代化を象徴する晴れの日に、内閣の要職にあった現職閣僚が白昼暗殺されるという異常事態は、国内外に計り知れない衝撃を与えました。