かい人21面相の正体と現在の行方!昭和最大の未解決事件を追う
犯人グループ「かい人21面相」の正体について、当時から無数の仮説が飛び交ってきた。株価操作を狙った仕手筋、元暴力団関係者、怨恨を抱く元従業員、果ては海外の特殊工作員説まで、捜査線上に浮かんだ人物は膨大な数にのぼる。事件発生時に30代から40代の働き盛りだった実行犯がいるとすれば、2026年を迎えた現在、生存していれば80代から90代の高齢に達している計算だ。
警察関係者や裏社会を取材し続けてきたルポライターの間では、グループの中核を担った主犯格の多くはすでに病気や老衰で他界しているという見方が根強い。金銭奪取にことごとく失敗しながらも忽然と姿を消した彼らは、関西圏の片隅でひっそりと天寿を全うしたのか。あるいは奪った資金ではなく別のシノギで生き延びたのか。捜査資料の散逸とともに、当事者たちの肉声が公に出る機会は永遠に失われつつある。
近年では、亡くなった元容疑者の遺品から当時のスクラップ帳や不審なメモが見つかったという噂が好事家の間で囁かれることもある。しかし、確たる物的証拠のないまま都市伝説の域を出ていない。彼らが墓場まで持っていった秘密の全貌は、今も厚い闇の帳の向こう側にある。