ドライカレーとキーマカレーの違いとは?発祥や水分量、具材の真実

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一見すると似通っている2つのカレーだが、最大の決定的な違いは「概念の起点」と「調理における水分量のコントロール」にある。結論から言えば、キーマカレーは「使用する具材(ひき肉)」によって定義されるインド発祥の料理であり、ドライカレーは「水分量の少なさ(ドライ感)」によって定義される日本独自の洋食スタイルだ。

キーマカレーの「キーマ(Keema)」は、ヒンディー語やウルドゥー語で「細切れ肉」や「ひき肉」を意味する言葉だ。つまり、ひき肉を使って作られたカレーであれば、スープ状のサラサラしたルーであっても、汁気のない炒め物状であっても、すべてキーマカレーの範疇に入る。具材にはひつじ肉や鶏肉、ターメリックやクミンなどの単体スパイスが多用され、素材本来の肉汁とトマトの水分を生かして煮込まれるのが伝統的だ。

一方で、ドライカレー(Dry Curry)は文字通り「汁気のないカレー全般」を指す日本発祥のカテゴリーだ。日本では大きく分けて、①ドライペーストを炒めたひき肉煮込みタイプ、②カレー粉と一緒に炒めたドライカレー炒飯(ドライピラフ)タイプ、③生米からスパイスとスープで炊き上げるタイプの3種類が存在する。水分量を極限まで抑えることでスパイスの香りを米や具材に直接凝縮させる調理法が、ドライカレーの本質と言える。

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