津波で流された生後4ヶ月の命、暗闇の泥海から起きた奇跡の生還劇

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激震が大地を揺るがした数十分後、宮城県石巻市を襲った大津波は住宅街を瞬く間に破壊し尽くした。濁流は容赦なく家屋へとなだれ込み、家族の腕の中にいた生後わずか4ヶ月の乳児が波にさらわれた。視界を遮る粉塵と瓦礫、押し寄せる氷のような海水。家族の誰もが最悪の事態を覚悟した瞬間だった。

だが、運命は完全に途切れてはいなかった。被災から3日以上が経過した現場で、奇跡は起きた。瓦礫が幾重にも折り重なる泥の底から、わずかな気配を察知した捜索隊によって、その赤ん坊は奇跡的に無傷の状態で発見されたのだ。低体温症の危険に晒されながらも、瓦礫の隙間にできた奇跡的なエアポケットがその小さな呼吸を守り抜いていた。この救出劇は、絶望に覆われていた日本中に一条の光をもたらした。

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