即位の礼を徹底解剖!秘儀の舞台裏と世界が息を呑んだ歴史的意義
厳粛な儀式から一転、街が祝祭の熱狂に包まれたのがパレード「祝賀御列の儀」である。オープンカー仕様に特注されたセンチュリーの後部座席から、沿道に集まった約11万9000人の観衆に手を振られる徳仁(今上天皇)と雅子(皇后)。西日を受けて輝くティアラと、皇后陛下の目元に光った感極まった涙は、沿道の人々の心を強く揺さぶった。
青山通りから赤坂御所へと続く約4.6キロの沿道は、幾重にも重なる歓声で地鳴りのような響きを見せた。静寂のなかで国家の安寧を祈る宮中儀礼と、国民と喜びを分かち合う近代的なパレード。この二面性こそが、日本の象徴天皇制が持つ独特の柔軟性と親和性を象徴している。