イスタンブール奇跡の聖堂へ!新入場ルールと改修の真実を徹底追跡
一歩足を踏み入れれば、天井から降り注ぐ光の粒子に誰もが言葉を失う。かつてアヤソフィア大聖堂として建立されたこの構造物は、世界の建築史においても比類なき傑作として語り継がれてきた。6世紀にビザンツ帝国の皇帝ユスティニアヌス1世の命によって建てられた巨大ドームは、当時の技術の限界を超えた奇跡と称された。
直径約31メートルにおよぶ大ドームが宙に浮いているかのような錯覚を覚える。見上げると、金色の素地に描かれた聖母マリアや天使のモザイク画が静かに微笑み、そのすぐ傍らにはイスラム書道で神や預言者の名を記した巨大な丸い文字盤が掲げられている。キリスト教とイスラム教という二つの大宗教の美意識が同じ天井の下で調和する光景は、地球上でここにしかない。