恵比寿のピザ激戦区を現地取材!本場ナポリの味と予約困難店
恵比寿から中目黒方面へと少し足を延ばすと、日本のピッツァカルチャーを根底から変えたパイオニアの足跡に行き当たる。「聖林館」を率いる柿沼進氏の存在だ。柿沼氏が提示したピッツァに対する求道的な美学は、近隣の恵比寿エリアで腕を振るう多くのピッツァイオーロ(ピザ職人)たちにも計り知れない影響を与え続けている。
メニューを「マルゲリータ」と「マリナーラ」の2種類のみに絞り込み、極限まで生地の旨味と薪の薫香を追求するスタイルは圧巻の一言。鉄と古材が織りなす独創的な空間の中で、職人が薪窯ピザと真剣に対峙する姿は、ひとつの舞台芸術のようだ。このストイックな哲学こそが、東京のピザ水準を世界トップクラスへと押し上げた原動力であることは間違いない。