花粉症や喘息を根本から断つ!アレルギー科の最新治療と専門医選び
歴史を振り返れば、アレルギー医療の基盤は1966年に石坂公成博士らが免疫グロブリンE(IgE抗体)を発見した瞬間に大きく拓かれた。アレルゲンとIgEが結合することでマスト細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、激しい炎症反応が引き起こされる——この機序の解明から半世紀以上を経て、現代の臨床アレルギー学はさらなる高みへと到達している。
近年、医療・ヘルスケアの領域で特に脚光を浴びているのが、免疫システムに特定の抗原を「無害なもの」と再学習させる免疫寛容の誘導だ。抗原特異的IgEを測定するだけでなく、細胞レベルでの過剰反応を分子標的薬でピンポイントに阻害する技術も実用化され、重症患者の選択肢は飛躍的に広がった。