ホンビノス貝は砂抜き不要?ハマグリとの違いや絶品レシピを徹底解剖
ホンビノス貝(英名:Hard clam)はもともと北米の東海岸が原産の外来種です。1990年代後半に東京湾の干潟で初めて生息が確認されました。船舶のバラスト水(船体を安定させるために積む海水)に混ざって運ばれてきたと考えられています。
当初は生態系への影響が懸念されたものの、青潮など水質悪化に強く生命力が旺盛なホンビノス貝は、アサリの漁獲量が激減していた東京湾で急速に繁殖しました。在来種を駆逐することなく独自の生息域を確立したことから、千葉県船橋市の漁業者たちが新たな名産品として育成を開始。
2017年には特許庁の地域団体商標として「船橋産ホンビノス貝」が登録され、今や千葉県を代表する優良ブランド水産物としての地位を確立しました。現在流通している国産ホンビノス貝の大部分は、東京湾(千葉・神奈川沿岸)で水揚げされたものです。
近年では、千葉県内の潮干狩り場(富津や木更津など)でもホンビノス貝が採れるスポットが増加しています。アサリ用の細い熊手では太刀打ちできないほど大型の個体が多いため、干潟の砂泥表層を手探りで掘り進めると、ゴロゴロと拳大の貝が収穫できるのも東京湾の潮干狩りならではの醍醐味です。