黒一択はもう古い?就活生を悩ませるスーツ色の真実と最新潮流
では、「黒以外を着ると落とされる」という噂の真相はどうなのか。複数の業界で新卒採用を統括する人事責任者たちに直接取材を試みたところ、返ってきた答えは極めて明快だった。「スーツの色そのものを理由に不合格にすることは100%ない」というのが、現代の採用現場における偽らざる本音である。
ある大手メガバンクの採用担当者はこう証言する。「ネイビーやグレーを着ているからといって評価を下げることは絶対にありません。面接官が見ているのは、色ではなく『サイズが体型に合っているか』『シワや汚れがなく手入れが行き届いているか』という清潔感とTPOへの配慮です。黒を着ていてもヨレヨレであれば印象は悪いですし、仕立ての良い濃紺スーツで颯爽と現れる学生には好感を抱きます」。ネット上で飛び交う極端な不採用説は、選考に落ちた理由をスーツの色に求めてしまった心理的バイアスが生み出した都市伝説に過ぎないケースが大半だ。