黒崎一護のホロウ化を徹底解説!完全虚化の強さと使えない理由の真相
一護のホロウ化の中で最も読者に衝撃を与えたのが、虚夜宮(ラス・ノーチェス)の天蓋上で行われたウルキオラ・シファーとの死闘における「完全虚化(完全ホロウ化)」です。ウルキオラの刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)の放つ「雷霆の槍(ランサ・デル・レランパーゴ)」の前に胸を撃ち抜かれ、心肺停止の絶命状態に陥った一護でしたが、井上織姫の悲痛な叫び声に反応して肉体が変貌を遂げました。
従来の仮面を被る形態とは一線を画し、頭部には2本の長い角が生え、胸には虚の象徴である孔が空き、全身が白と黒の毛並みのような意匠に包まれたその姿は、文字通り完全な虚そのものでした。その戦闘力はまさに天災レベルの強さを誇ります。
ウルキオラが放った超高密度の黒虚閃(セロ・オスキュラス)を素手で握り潰し、角の間から放つ紅色の虚閃(セロ)は虚夜宮の天蓋を一撃で消滅させるほどの威力を発揮。さらに腕を切り落とされても瞬時に再生する「超速再生」や、肉眼で捉えられない超絶的な「響転(ソニード)」を駆使し、第4十刃であるウルキオラを一方的に蹂躙しました。
この暴走の理由は、「織姫を助けなければならない」という一護の強烈な残存意識と、宿主の肉体を死から救おうとする虚の生存本能が融合した結果、理性を司る人間の心が完全に吹き飛んでしまったことにあります。敵味方の区別がつかず、止めに入った石田雨竜すら攻撃してしまうほどの純粋な殺戮衝動は、虚の力の危うさを象徴する場面となりました。