ハプバー摘発の現場で何が?家宅捜索と内部証言が暴く違法営業の闇
訪日外国人観光客の急増に伴い、政府や自治体は健全な夜間観光の活性化を目指す「ナイトタイムエコノミー」の旗を振っている。バーやクラブ、伝統芸能や音楽イベントなど、夜の経済圏を健全に拡大させようとする政策が進む一方で、その影に隠れて無秩序に拡大した違法営業の浄化は急務とされた。
適法に営業を行う正規の風俗業界からも、無許可ハプニングバーに対する視線は厳しい。「風営法の厳しい制約を守り、多額の納税と安全対策を講じている正規店から見れば、飲食店名目で脱法営業を続ける店は業界全体の信用を失墜させる存在でしかなかった」。ある老舗風俗店の経営者は吐き捨てるように語る。健全化の名のもとに進む今回の摘発劇は、不透明なグレーゾーンを容認してきた夜の街の生態系そのものを、激しい淘汰と再編の渦へと巻き込んでいる。