規格外の色気!舘ひろしの若い頃と伝説のクールス時代を徹底解剖
舘ひろしのキャリアを語る上で絶対に外せないのが、1970年代中盤の東京・原宿を震撼させた伝説のモーターサイクルクラブでありロックバンドでもある「クールス」の存在だ。当時、建築家を目指して大学に通っていた舘は、ストリートで同じく強烈な個性を放っていた岩城滉一らと出会い、チームを結成する。全員が黒いレザージャケットを羽織り、黒塗りの大型バイクで隊列を組んで走る姿は、瞬く間に若者たちの熱狂的なシンボルとなった。
キャロルの解散コンサートで親衛隊を務めたことをきっかけに、クールスはバンドとしてレコードデビューを果たす。リーダー兼ボーカルとしてステージの中央に立った舘ひろしは、日本人離れした長身と彫りの深い顔立ち、ハスキーな歌声で観客を圧倒した。当時撮影された貴重なモノクロ写真の数々を見ても、ポーズを作ったあざとさは皆無で、剥き出しの野生味と気品が同居している。この時期に確立された「バイクとロックンロール」のアイコンこそが、のちの俳優人生を決定づける揺るぎない土台となった。