広島人が愛す「むさしのお弁当」若鶏むすびの秘密と最新テイクアウト術
新幹線口を中心とする広島駅構内の店舗は、連日連夜、出張帰りのビジネスパーソンや観光客で賑わう。むさしの弁当は、地域に根ざした郷土料理としての顔を持ちながら、日本最高峰の「駅弁」としても確固たる地位を築いた。
改札を抜け、座席のテーブルを倒して包みを開く。車窓を流れる瀬戸内の景色を眺めながら味わうおむすびと唐揚げは、旅の記憶を鮮烈に締めくくる特別な体験だ。東京や大阪へ向かう新幹線の車内で、同じ包み紙を開いている見知らぬ乗客を見かけることも珍しくない。広島を訪れた者の共通の儀式として、むさしは深く愛されている。