怪演で日本を震わせた富江女優の現在と活動休止の知られざる真相
富江の衝撃にとどまらず、ゼロ年代後半の日本映画界において、彼女はカルト的な輝きを放つ作品群へ次々と身を投じた。乙一のベストセラー小説を実写化した『GOTH』では、人間の暗黒面に魅せられたミステリアスな女子高生役を熱演。言葉少なに佇むそのシルエットだけで、作品全体を覆う死の気配を体現してみせた。
一方、過酷なシチュエーションスリラー『制服サバイガール』では、血まみれになりながら極限状態を生き抜くヒロインとして泥臭いエナジーを爆発させている。美少女という記号を自ら破壊するかのように、エキセントリックな世界観へ果敢にダイブするその挑戦的な姿勢は、ジャンル映画ファンから絶大なリスペクトを集める要因となった。