古畑任三郎Vs木村拓哉!伝説のビンタ事件と怪演に隠された真相
日本のテレビドラマにおける倒叙ミステリーの最高峰として君臨する本シリーズ。脚本家・三谷幸喜の手腕は、木村拓哉という劇薬を得てさらに研ぎ澄まされた。
「赤か、青か」における自転車の防犯登録、ポケットの小銭、腕時計の針の進み方、そしてタイトルにもなった導線の色を巡る心理戦。すべての会話に二重のトラップが仕掛けられていた。視聴者は犯行の手口を知っているにもかかわらず、古畑がどの瞬間に犯人の嘘を見破ったのかに釘付けとなった。三谷が紡ぎ出す洒脱な台詞回しと、二人の俳優の息詰まる間合いが融合し、極上のミステリー空間が完成したのである。