孤高の肉体派チャン・ヒョク、最新作で見せた覚悟と知られざる素顔
強烈な肉体派という一面だけで彼を定義づけることはできない。チャン・ヒョクのもうひとつの武器は、振り切ったコメディセンスと繊細なロマンス表現だ。名作ラブコメディ『運命のように君を愛してる』で見せた独特の笑い声とツンデレな御曹司イ・ゴン役は、それまでのハードボイルドなイメージを鮮烈に打ち破り、新たなファン層を開拓した。
盟友チャン・ナラと4度目の共演を果たした『シークレット・ファミリー』でも、凄腕のスナイパーでありながら家庭では妻に頭が上がらない愛妻家という二重生活をコミカルかつスリリングに好演。シリアスとユーモアの境界線を軽やかに行き来するその演技の振り幅こそが、彼が長年トップを走り続けられる真の理由だろう。