宮中三殿の知られざる全貌と極秘儀式!皇室が守り抜く祈りの真相
宮中三殿で行われる祭祀は「皇室神道」と呼ばれ、全国の神社を束ねる神社本庁の管轄下にある神社神道とは明確に一線を画す。皇室の私的な信仰行為という建前を取りながらも、その祈りの対象は常に国家と国民全体に向けられてきた。
その執念とも言える姿勢を象徴するのが昭和天皇のエピソードだ。昭和天皇は戦時中の空襲下であっても防空壕の近くから遥拝を続け、晩年に重い病に倒れてなお、祭祀の期日を病床で気にかけ続けたという。その精神的遺産は、平成の上皇陛下を経て、今上天皇である徳仁天皇へと確実に受け継がれている。徳仁天皇は即位以来、伝統的な所作を完璧に継承しつつ、一つひとつの祭儀に深い敬意を払って臨んでいる。時代がどれほど移り変わろうとも、皇統の根幹にあるのはこの途切れることのない祈りの連鎖なのだ。