ゴキブリが消える?クローブの驚くべき防虫効果と自作スプレーの罠
「市販の殺虫スプレーより手作りのクローブ液のほうが断然効いた」——YouTubeのDIYチャンネルや生活情報系ショート動画で、いま最も再生回数を伸ばしているトピックの一つがこれだ。はたしてその噂は本当なのか。実際に誰でも手軽に試せる高濃度抽出レシピとその手順を追った。
基本となるのは、薬局で手に入る無水エタノールまたは消毒用エタノールを用いた「クローブチンキ」の作成だ。密閉できるガラス瓶にホール状のクローブ(チョウジ)を大さじ2杯入れ、エタノール100mlを注ぎ入れる。冷暗所で1週間ほど寝かせると、透明だった液体が深い琥珀色へと変化する。これを精製水で2倍から3倍に希釈し、スプレーボトルに移せば完成だ。
さらに即効性と拡散力を求めるなら、一般社団法人日本芳香環境協会(AEAJ)が推奨する安全基準に沿ったアロマテラピー処方も有効だ。無水エタノール10mlにクローブ精油(エッセンシャルオイル)を5〜10滴垂らし、精製水40mlで薄める。シンク下の配管まわり、ゴミ箱の蓋の裏、冷蔵庫の隙間といった「侵入経路」へ定期的に噴霧することで、強烈なバリアを形成できる。
ただし、自作スプレーは揮発が早く、効果の持続時間は環境によって数時間から数日程度に限られる。「吹きかけた瞬間の忌避力」は市販品を凌駕するインパクトを持つものの、こまめな散布を続けなければ結界は破られるという現実は知っておくべきだろう。