ローズマリー挿し木の成功法則!劇的に発根させるプロの栽培術
挿し穂を作る際、ハサミの切れ味一つで細胞の運命が決まる。切れ味の鈍い園芸バサミで枝を押しつぶしてしまうと、導管が破壊されて水分を吸い上げられなくなる。カッターナイフや消毒済みの清潔な剪定用ナイフを使い、清潔な刃でスパッと斜め45度に切り落とすのが鉄則だ。切り口の表面積を広げることで、吸水効率を最大限まで引き上げられる。
さらに見落としがちなのが、蒸散を抑えるための下葉処理である。切り口から3〜4センチほどの葉を丁寧に取り除き、上部に数枚の葉を残すだけにとどめる。葉が多すぎれば水分の蒸発に吸水が追いつかず、逆に葉をすべて落とせば光合成ができなくなる。この絶妙なバランス調整が、枯死を防ぐ防波堤となる。