巨匠・宮崎駿が挑む次回作の真実!世界を揺るがすジブリ新潮流
長年、宮崎の伴走者を務めてきた鈴木敏夫は、監督の尽きない制作意欲について取材に対し実直に語っている。「宮崎駿が机に向かわなくなったら、それこそが本当の終わり。だから僕らは、彼が描きたいものを描ける環境を維持し続けるしかない」。鈴木の巧みなプロデュースワークは、クリエイターを縛る商業的制約を巧妙に取り払ってきた。
巨額の製作費と年月を惜しみなく投じる体制は、効率化とファストコンテンツが支配する現代の潮流に対する鮮烈なアンチテーゼだ。死生観を抉り出した前作を経て、宮崎が次に何を遺そうとしているのか。鈴木と交わされる火花散る議論の裏には、最後まで表現者として生き抜く覚悟が滲む。