歌舞伎町ヤクザマンション潜入、元住人が語る裏社会の真実と狂気

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「エレベーターに乗るときは、絶対に背後に人を立たせないのが暗黙の掟だった」

かつてこのマンションの4階に住んでいた元住人の男性(50代)は、当時の緊張感をそう振り返る。一般の賃貸契約では考えられない敷金・礼金の現金手渡し、名義貸しが横行していたフロア。隣人の素性を尋ねる者は誰一人としていなかった。「深夜、上の階からドンという鈍い音や怒号が聞こえるのは日常茶飯事。だが、警察に通報する住民は皆無だった。関われば命がないことを誰もが本能で理解していたからだ」

さらに、かつてこの建物をアジトとしていた指定暴力団関係者はこう明かす。「ここは単なる住居ではなく、住吉会や六代目山口組の傘下組織が入り乱れ、水面下で情報交換やシノギの決済を行う中継地点だった。メディアが報じるような派手な抗争だけでなく、表に出ない金銭トラブルの精算や密談が、分厚い防音壁に囲まれた一室で密密裏に行われていたんだ」。警察の立ち入りを警戒し、室内には隠し金庫や二重扉が仕掛けられていたケースも珍しくなかったという。

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