イギリス建国は何年?建国記念日がない理由と四つの国の成立史を解剖

イギリス建国は何年?建国記念日がない理由と四つの国の成立史を解剖について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。

「イギリス建国は何年か」という問いに対して、歴史学者や法制史の専門家は単一の西暦ではなく、主に3つの歴史的起点を提示します。どの側面を「国家の始まり」と捉えるかによって、その年数は大きく変動します。

最も国際的・法的に広く認められている起点は、イングランドとスコットランドが対等合併した1707年(グレートブリテン王国誕生)です。この基準に立つと、イギリスの歴史は約320年ということになります。

一方で、国家としての中央集権体制が確立された原点に着目するならば、ウィリアム1世が即位した1066年のノルマン征服(ノーマン・コンクエスト)が挙げられ、この場合は約960年前です。さらに、現在の国境線と正式名称が確定した時点を基準とするならば、アイルランド自由国が分離独立した1922年(約100年前)となります。

他国のように華々しい「建国記念日(ナショナル・デー)」が公式に制定されていない最大の理由は、イギリスが外国支配からの独立や急進的な暴力革命によって突如として誕生した国ではないからに他なりません。中世から続く王権と議会が、長い歳月をかけて妥協と統合の合意文書(合同法など)を積み上げてきた結果として現在の体制があるため、特定の1日を「建国の日」と祝う習慣が定着しなかったのです。

関連記事