肺がん治療費の総額はいくら?ステージ別自己負担と安く抑える方法

肺がん治療費の総額はいくら?ステージ別自己負担と安く抑える方法の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

近年の肺がん治療で主流となっているのが、がん細胞の特定の遺伝子変異を狙い撃ちする「分子標的薬」と、免疫のブレーキを解除してがんを攻撃させる「免疫チェックポイント阻害薬」です。これらは優れた治療効果を示す一方、薬剤費そのものが極めて高額に設定されています。

EGFR阻害薬(オシメルチニブなど)やALK阻害薬といった肺がんの分子標的薬の薬価は、1日分で1万5,000円〜3万円近くに達するものもあります。薬剤費だけで1ヶ月(30日)あたり約50万〜90万円(10割)となり、3割負担でも月15万〜27万円に上ります。

さらに、ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ)やニボルマブ(商品名:オプジーボ)をはじめとする肺がんの免疫チェックポイント阻害薬の費用は、1回あたりの点滴で数十万〜100万円以上の薬剤費がかかります。

ただし、これらはすべて公的医療保険の適用対象です。高額療養費制度を利用すれば、一般的な年収世帯であれば月々の支払いは約8万〜9万円が上限となります。さらに、過去12ヶ月以内に3回以上上限に達した場合は4回目から「多数回該当」が適用され、上限額が月額4万4,400円に引き下げられます。高額な新薬であっても、際限なく自己負担が増え続けるわけではありません。

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