二重人格は嘘?行動心理学で迫るAb型の意外な素顔と恋愛の真実

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そもそも、血液型が人間の気質と結びつけられるようになった背景には、どのような歴史が存在するのか。時計の針を20世紀初頭まで巻き戻す必要がある。

1900年、オーストリアの病理学者カール・ラントシュタイナーがABO式血液型を発見した。当初は純粋な輸血医学の進歩としてノーベル生理学・医学賞を受賞した科学的成果だったが、日本においてこの発見は独自の文化受容を遂げることになる。

日本赤十字社の統計データを参照すると、国内におけるAB型の割合は約9〜10パーセントにとどまる。A型(約40%)、O型(約30%)、B型(約20%)と比較しても際立って少ない。この絶対的な少なさが「未知の存在」としての神秘性を育む土壌となった。

1970年代に入ると、能見正比古の著作が爆発的なブームを巻き起こし、血液型と性格を結びつける言説は一気に大衆文化へと定着した。統計学的なアプローチを掲げた彼の言説は、人々の日常的なコミュニケーションツールとして日本社会に深く根を下ろすことになったのである。

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