白・青・赤の国旗はどこの国?各国の歴史的意味と見分け方を徹底比較
テレビ中継やスポーツイベントで類似した旗が登場した際、迷わず判別するための観察ポイントは「配列の方向」「色の並び順」、そして「紋章の有無」の3点だ。
まず大きな振るい分けとなるのが縦か横かという違いである。縦に青・白・赤と並んでいれば、迷うことなくフランスだ。縦分割で白・青・赤を採用している主要国は非常に稀であるため、縦分割のトリコロールを見た時点で選択肢は一気に絞られる。
難関は横分割のグループだ。上から「白・青・赤」の順ならロシア、「赤・白・青」の順ならオランダと覚えるのが基本となる。さらに東欧諸国を見分けるカギは、中央や左寄りに配置された国章(コート・オブ・アームズ)にある。たとえばスロバキアは山脈と二重十字の紋章、スロベニアは最高峰トリグラウ山を描いた盾の紋章が刻まれており、これによってロシアの旗と明確に区別できる。
大規模な国際大会の現場では誤掲揚を防ぐため厳密なマニュアルが存在する。国際連合(UN)の総会会場や国際オリンピック委員会(IOC)が管轄する五輪の表彰台では、旗の縦横比(2:3や1:2など)や正確なカラーコードが徹底管理されており、プロのプロトコル担当者がミリ単位でチェックを重ねている。