2026年「Nhk紅白歌合戦」が直面するグローバル化の波——海外アーティスト大挙出演の舞台裏と、変わりゆく「国民的番組」の未来
歴史を振り返れば、海外勢の出演自体が新しいわけではない。1970年代から80年代にかけても、アジアンポップスの先駆者たちが紅白の土俵を踏み、日本中を魅了した。しかし、当時の出演枠はあくまで「特別ゲスト」あるいは「話題の国際派」という位置づけに過ぎなかった。
潮目が完全に変わったのは、2010年代後半からのK-POPの第二次・第三次ブーム、そして現在のグローバルグループ時代だ。日本人メンバーを擁するグループや、最初から世界市場を標的に結成された多国籍ユニットが、通常の組分けの中に当然のように組み込まれるようになった。さらに近年では、欧米の世界的アーティストが主要枠や特別企画として続々と参戦。2026年の最新ラインナップを見渡せば、言語も国籍も多様化を極め、もはや「邦楽 vs 洋楽」という境界線自体が形骸化しつつある。