「多分」の英語で大誤解?ネイティブの確信度と使い分けの真実
国際ビジネスの交渉やプロジェクトマネジメントにおいて、曖昧さは最大の敵とされる。TOEICやTOEFLを運営するETS(Educational Testing Service)の研究資料や国際コミュニケーション調査でも、業務上のトラブルの多くが「曖昧なコミットメントの解釈違い」に起因していることが示されている。
グローバル企業でのやり取りにおいて、納期や成果物に関する質問に対して「Maybe」と答えるのは、「私はコミットする気がない」と宣言しているに等しい。もし確信が持てないのであれば、単に「多分」と濁すのではなく、「何が解決すれば実行可能になるのか」という条件をセットで提示するのがビジネスの鉄則だ。
例えば「Probably, if we get the approval by noon.(正午までに承認が得られれば、十中八九可能です)」のように、確率とともに前提条件を明確にする。あるいは、不確定要素が強い場合には「I can't say for sure yet, but I will confirm by 3 PM.(現時点では確言できませんが、午後3時までに確認してお伝えします)」とプロセスを示す。これだけで、相手に与える安心感とプロフェッショナリズムの評価は雲泥の差となる。