都心に佇む旧前田家本邸の秘密!駒場公園の知られざる美と歩き方
カメラを携えて訪れるなら、季節の移ろいを見逃す手はない。春の駒場は、ソメイヨシノが芝生広場を包み込み、洋館のクラシカルな窓越しに薄紅色の花びらが舞う。多くの観光客が芝生の中央に集まるが、真のベストアングルは洋館西側のテラス沿いだ。石造りの手すりと桜の枝振りが生み出す陰影は、絵画のような構図を切り取らせてくれる。
秋の紅葉シーズンも見事だ。特に和館へと続く日本庭園周辺では、モミジやイチョウが鮮やかに色づき、池の水面に鮮烈な赤と黄を落とす。深秋の午後3時、傾いた西日が洋館のステンドグラスを透過し、大理石のマントルピースに極彩色の影を落とす瞬間は息をのむほど美しい。混雑を避けたいなら、平日午前の開門直後が狙い目となる。