ドリアとリゾットの違いを徹底比較!発祥と米の調理法の真実
「ドリア」という響きからヨーロッパの伝統料理だと思われがちだが、実は日本生まれの和製洋食である。その誕生の舞台は、クラシックホテルとして名高い横浜の「ホテルニューグランド」だった。
昭和初期の1930年代、初代総料理長を務めていたスイス人シェフのサリー・ワイル氏。彼のもとに、体調を崩した外国人客から「喉越しが良く、体に優しい特別料理を作ってほしい」というリクエストが入る。そこでワイル氏が即興で考案したのが、バターライスに海老のターメリック煮とクリームソースをかけ、オーブンで焼いた一皿だった。
病中の客を気遣う優しさから生まれたこの賄い風の創作料理は、またたく間にホテルを象徴する名物メニューへと昇華。のちに弟子たちの手を通じて日本全国へと広まり、日本独自の発展を遂げた洋食文化の金字塔となった。