東洋の魔窟クーロン城の知られざる真実!迷宮が放つ異様な熱気

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歴史の皮肉が生み落とした特異点。正式名称を九龍城砦と呼ぶこの空間は、もともと清朝の軍事要塞として建てられた。1898年にイギリスが新界地域を99年間租借した際、城砦内部だけが清の管轄地として残される。この外交上のねじれが、すべての発端となった。

戦後、混乱の中国本土から難民が流入すると、イギリス領香港政庁も中国政府も介入できない「三不管(誰も関与しない)」の治外法権地帯へと変貌していく。建築基準法など意に介さない住民たちは、隣のビルの上に勝手に鉄骨を組み、隙間をコンクリートで埋め尽くした。結果として生まれたのは、最大14階建ての高層建築が無数に連結し、真昼でも薄暗い人工の洞窟だった。

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