ひよこの目が開かない・腫れる原因とは?命を守る初期症状と正しい対処法
ひよこが目をシパシパさせていたり、完全に閉じたままうずくまっていたりする場合、その背景には物理的刺激・感染症・栄養障害という複数の要因が隠れています。ひよこは成鶏と比べて免疫力が極めて未熟なため、わずかな環境の乱れでも結膜炎や角膜炎を発症します。
特に注意すべき初期症状と、考えられる主な原因は以下の通りです。
① 敷材の粉塵やアンモニアガスによる物理的刺激
ケージに敷いたウッドチップの細かい木粉や砂が目に入ると、角膜を傷つけて激しい炎症を起こします。また、排泄物が発酵して発生する高濃度のアンモニアガスは空気より重く、ケージの底付近に滞留するため、背丈の低いひよこの角膜を直接化学的に刺激し、充血やまぶたの腫れを引き起こします。
② 細菌・マイコプラズマ・ウイルスによる感染症
目が開かなくなる最大の病理的要因が病原体の侵入です。目から泡状の分泌物が出たり、チーズのような黄色い膿(乾酪様分泌物)がまぶたの内側にたまったりしている場合、感染性の呼吸器疾患や皮膚疾患が疑われます。
③ 目やにによる眼瞼癒着(がんけんゆちゃく)
分泌された目やにが乾燥して上下のまぶたを接着剤のように固めてしまい、自力で開眼できなくなる状態です。視界が塞がれたひよこは給餌器や給水器の場所を見失い、わずか1〜2日で重度の脱水や低血糖に陥ります。「目を閉じてじっと動かない」状態はすでに衰弱の初期症状であり、迅速な介入が求められます。