電磁波攻撃の正体とは?ハバナ症候群の機密解除データと防衛最前線
個人の健康被害と並び、国家レベルで警戒されているのが電磁パルス (EMP)による広域破壊だ。高高度での核爆発や高出力マイクロ波発生装置(HPM)によって引き起こされる強烈な電磁波の津波は、変電所、通信基地局、金融システムのサーバーを一瞬にして沈黙させる。
日本国内においても、防衛省は防衛力整備計画の中で電子戦能力の抜本的強化を明記している。陸上自衛隊の電子作戦隊の配備拡充や、電磁波領域での優勢確保を目指す研究開発が急ピッチで進む。日本の防衛産業・電子戦技術は、通信妨害を受けながらも味方のレーダーやネットワークを維持する「電子防護(EP)」と、相手の電磁波利用を封じる「電子攻撃(EA)」の双方で、極めて高度な技術革新を迫られている。