地方都市の常識を打ち破る「前橋」の覚醒——群馬県庁所在地が今、日本の地方創生を再定義している【2026年現地ルポ】
前橋の街を見下ろすように聳え立つ高さ153.8メートルの群馬県庁舎。都道府県庁舎としては東京都庁に次ぐ日本第2位の高さを誇るこのランドマークは、単なる行政手続きの場を超え、今や最先端の「共創空間」へと生まれ変わっている。
特に注目を集めているのが、庁舎31階に位置する官民共創スペース「NETSUGEN」だ。ここにはスタートアップ企業、フリーランス、地元の高校生や大学生、そして県の職員がシームレスに交ざり合う。アイディアを形にするイノベーションハブとして機能しており、行政の「上からの指示」ではなく、現場の発想がダイレクトに政策やビジネスへと昇華するインキュベーションの場として熱気を帯びている。2026年の今、ここから生まれた地域課題解決型の新サービスは数知れない。