道北の医療崩壊を防ぐ「最後の砦」。2026年、広域医療ネットワークの再編と救急医療の最前線
2018年の北海道胆振東部地震で起きた全道停電の記憶は、今も風化していない。それに加え、冬季の猛吹雪による道路遮断。複合的な自然災害リスクにさらされる道北において、病院の事業継続計画(BCP)は生命維持装置そのものだ。
自家発電設備の能力増強と二重化された燃料供給ラインにより、外部インフラが遮断された状況下でも、最低1週間は通常通りの集中治療や緊急手術を維持できる体制を整えた。敷地内にはヘリポート直結の広域災害対応スペースも整備され、傷病者が一時に押し寄せた場合でも混乱なく受け入れられる動線が確保されている。