大相撲の金星とは?平幕が横綱を破る条件と給与が一生増える仕組み
大相撲の長い歴史のなかで、最も多くの金星を狩り獲った「横綱キラー」として知られるのが、元関脇・安芸乃島勝司だ。彼が平幕時代に積み上げた金星は通算16個。千代の富士、旭富士、曙、貴乃花といった昭和から平成のレジェンド横綱たちを次々と土俵際で仕留めたこの記録は、現代の土俵においても破られていない不滅の金字塔である。
一方で、横綱の側から見ると、金星をいかに配給しないかが絶対王者の証となる。史上最多45回の幕内最高優勝を誇る第69代横綱・白鵬翔は、圧倒的な強さで平幕の挑戦を退け続けた。それでも、逸ノ城や嘉風、高安といった曲者たちが白鵬の牙城を崩した瞬間は、スポーツニュースのトップを飾り、ファンの記憶に深く刻まれている。
横綱にとっては絶対落とせない重圧。平幕にとっては失うもののない捨て身の突進。この強烈な利害関係の衝突が、歴史に残る名勝負を数多く生み出してきた。