大腸癌ステージ4と闘う芸能人たち!転移と絶望を越えた生還の軌跡
一方で、命の最後の1滴まで創作に捧げ、静かに旅立っていった偉大な表現者たちもいる。世界的な音楽家である坂本龍一は、直腸癌が肝臓や両肺へと多発転移し、幾度もの切除手術を受けながらも、最期までピアノの前に座り続けた。晩年の演奏風景を収めた映画『Ryuichi Sakamoto: Opus』や、NHKオンデマンドで配信された特集番組は、病魔に侵され衰弱した肉体から純度の高い芸術が紡ぎ出される奇跡を捉え、世界中に深い感動を残した。
ハリウッドでは、映画『ブラックパンサー』で世界中を熱狂させた俳優チャドウィック・ボーズマンが、結腸癌のステージ3からステージ4へと進行する過酷な闘病を誰にも明かさず、過酷なアクション撮影をこなしていた事実が死後に判明した。現在、Netflixなどのストリーミングサービスで配信されている彼の出演作や関連ドキュメンタリーは、逆境のなかで彼がどれほどのプロフェッショナリズムを貫いていたかを雄弁に物語る。彼らの生き様は、がんと共に生きるということの本質的な尊厳を、私たちに突きつけている。