大関から横綱への昇進新基準とは?土俵を揺るがす綱取りの真実
長年、綱取りの不文律とされてきた「大関で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」。しかし、近年の土俵情勢はその基準に新たな解釈を突きつけている。審議を行う横綱審議委員会と日本相撲協会の間では、数字上の白星だけでなく、相撲内容の圧倒的な説得力が今まで以上に精査される傾向が強まった。
取りこぼしの多さや変化技による勝利は、たとえ白星を重ねても評価を大きく下げる要因になる。かつてのように「12勝3敗での準優勝が2場所続いたから昇進」という甘いシナリオは通用しない。関係者の間では、優勝決定戦への進出プロセスや、結びの一番で魅せる「横綱相撲」の気迫こそが最後の決め手になると囁かれている。土俵の品格と破壊的な強さ。その双方を完全に融合させた者だけが、純白の綱を締める権利を手にできる。