常識が激変!配信台頭で揺れるテレビ業界の裏側と生存戦略の真相
家電量販店の売り場を見渡せば、スタンドに鎮座するのはもはや単なるモニターではない。インターネット接続を前提としたスマートテレビが標準となり、ネット動画を大画面で楽しむコネクテッドTVの普及率は過半数を大きく突破した。このハードウェアの劇的な進化こそが、メディアの勢力図を不可逆なものにした最大の要因だ。
かつて放送局が独占していた「チャンネルポジション」の特権は崩壊した。リモコンを開けば、地上波の数字キーと同等かそれ以上に目立つ位置に動画配信サービスの専用ボタンが鎮座している。テレビの電源を入れた瞬間に立ち上がるホーム画面は、アルゴリズムがパーソナライズした動画の推薦一覧だ。視聴者にとって、そこに映る映像が電波で届いたものか、光回線を通じてストリーミングされたものかの区別など、もはや何の意味も持たない。