米米Club「Kome Kome War」歌詞の真相と熱狂の誕生秘話
ファンの間で長年議論されてきたのが、「KOME KOME WAR」の歌詞に込められた本当の意味です。メインボーカルのカールスモーキー石井(石井竜也)が紡ぎ出したリリックは、「米」「ライス」「お茶碗」といった日本人の主食をテーマにした言葉遊びが全編に散りばめられています。
しかし、単なるおふざけソングで終わらないのが米米CLUBの真骨頂です。楽曲が制作された1980年代後半は、米ソ冷戦の終結が近づき、映画『スター・ウォーズ』に代表されるスペースオペラが世界的なブームとなっていた時期でした。「米米の戦争」という突拍子もない設定は、当時の国際情勢や軍拡競争への痛烈なアイロニー(皮肉)を、あえて祝祭的なエンターテインメントへと昇華させたものと読み解くことができます。
重たい政治的メッセージを直接叫ぶのではなく、誰もが笑顔で踊れる極上のダンスナンバーに仕立て上げる。これこそが、石井竜也をはじめとするメンバーたちが仕掛けた「批評精神とユーモアの融合」という真相でした。